■いよいよドラゴンクエスト9発売!

いよいよ発売されたドラゴンクエスト9 星空の守り人(以下ドラクエ9)! その第1作が出たのは1986年5月27日。それから23年もの月日がたち、9作目が発売されます。歴史がありますね。今回はその長い歴史のあるドラゴンクエスト(以下ドラクエ)シリーズをプレイしたユーザーなら誰でも「あるある」とうなずいてしまう、ドラクエにありがちなことを集めてみました。

■ぱふぱふを期待すると残念なことが起こる

実はシリーズ1作目から登場している、伝統のちょっとHなサービス、パフパフ。町で綺麗なお姉さんに「パフパフしない?」などと誘われて、いいようのない期待感に胸を膨らませてついていくと、電気を消されたり目隠しされたりして、暗闇で何かをパフパフ、パフパフとされます。

子供の頃、なんだか分からないけどやけにいやらしい気分になったのはいい思い出ですが、本当にお姉さんにパフパフされたのは初代ドラゴンクエストだけ。それ以降のシリーズではお姉さんだと思ったらパフパフしてたのはおっさんだったり、スライムではさまれてパフパフとされていたりと、必ず残念なことが起きています。ドラクエ9でもパフパフはあるのか、そしてまたガッカリサービスなのでしょうか?

■メタルスライムがたくさん出ると、全部に逃げられる

こちらも第1作目から登場しているメタルスライム。防御力がやたらと高くて、魔法も効かず、おまけにすぐに逃げ出してしまうモンスター。倒すと大量の経験値がもらえるので頑張って倒そうとするわけですが、なかなか上手くいきません。たまにたくさんのメタルスライムがズラァッと並んで現われることがあると、思わず身を乗り出してしまいますね。

ところがそういう時に限って、ズダダダッ、ズダダダァッという音と共に次々に逃げていくメタルスライム達。結局1匹も倒せなかった時の悔しさといったらありませんね。ドラクエ9ではシンボルエンカウントと言って、歩いていたら急に戦闘が始まるのではなく、敵がマップ上に表示され、接触すると戦闘が起こるようになりました。マップ上でメタルスライムを探して追いかけるようなことが起こるのかもしれませんね。

■魔王を倒すと、もっと強いラスボスが現われる

世界を破滅に導く魔王だと思っていた敵を倒すと、もっと強いボスキャラクターが現われるのは、ドラゴンクエスト2 悪霊の神々(以下ドラクエ2)から。ドラクエ2は大神官ハーゴンを倒す為に冒険に出る物語ですが、大神官ハーゴンはその名の通り神に仕える者です。大神官ハーゴンを打倒すると、大神官ハーゴンが仕えていた神様、破壊神シドーが登場します。このシドーこそがドラクエ2のサブタイトルで謳われている、悪霊の神々だったというわけです。なんて燃える展開!

その後のドラクエシリーズでは、必ずといっていいほど序盤に現われたボスキャラクターは実はラスボスではなく、後から世界を滅ぼすようなさらに強力な敵が登場しています。これももう、ドラクエシリーズの伝統といった感じですね。

■新しさとドラクエらしさ

ドラゴンクエストにありがちなこと、いかがだったでしょうか? こういったシリーズを通して毎回登場するネタというのは、ドラクエらしさと言える部分かもしれません。今回、初の携帯ゲームハードでのドラクエ本編発売となり、複数人で遊べるマルチプレイが搭載されていたり、オンラインでアイテムやクエストをダウンロードすることができたりと新しい要素が満載です。しかし、こういったドラクエらしい部分もしっかりと残っていて欲しいですよね。新しさと、ドラクエらしさ、その両方がたっぷり詰まっていることを期待したいと思います。

メタルスタイムがたくさん出た! …と思いきや全部逃げられたり、倒せたのはたった一匹だったというのはよもやドラクエのお約束といっても過言じゃないですね。

メタルスライムが何時まで経っても逃げてくれなかった場合は儲けものですけど、そうでもない場合は会心の一撃に賭けるしかないというのもお約束みたいなものですな(実際私はDS版4ではメタル狩りの際は魔神斬りが使えるピサロ、会心の一撃がよく出るアリーナ、たまに転んで会心の一撃を出してくれるトルネコの三人を連れていましたね)。